1965-03-11 第48回国会 参議院 予算委員会 第9号
○米田勲君 三矢研究がどういう性格と価値を持っているかは別であります。われわれは国政調査権の発動によってこの資料の提出を求めている。そうして防衛庁がいま言っておるような結論的なものか、または今後これを問題にしなければならないものかを、その資料提出に基づいて検討をしなければならない、こういうことなのであります。それを一方的に、その価値を評価して、だから出さないということは予算委員会の意思に反すると思いますが
○米田勲君 三矢研究がどういう性格と価値を持っているかは別であります。われわれは国政調査権の発動によってこの資料の提出を求めている。そうして防衛庁がいま言っておるような結論的なものか、または今後これを問題にしなければならないものかを、その資料提出に基づいて検討をしなければならない、こういうことなのであります。それを一方的に、その価値を評価して、だから出さないということは予算委員会の意思に反すると思いますが
○米田勲君 参議院の予算委員会が国政調査権を発動して、この予算委員会の決定として、政府に三矢研究そのものの資料を提出要求したのであります。その資料にかかわるものがこれであると政府は考えているかどうか。
○米田勲君 私は日本社会党を代表いたしまして、政府に対しただいまから質問を行ないます。 予定した質問の前に、私は緊急に実は質問をして確かめたいことがございます。それは、昨夜防衛庁から、三月十日の日付をつけられた「昭和三十八年度統合防衛図上研究(三矢研究)について」という文書がわれわれの手元に配付になったわけです。そこでこの内容を見てみましたが、幾つかの疑問が起こるのであります。そこで防衛庁長官にお
○米田勲君 私のことば足らずで……、実はいまの総理の答弁を聞いて、私急いだものですから、あまり時間をかけないでお聞きしましたので、もう一度申し上げます。 両方の主張に、その後になって、約束を一方ではしたと言い、一方は約束まではしなかったと言う。そういう場合には、多分に問題が別になります。ところが、社会党もこういうふうに約束をしたと言い、自民党の部会もあげて、あげてです、約束したと言い、政務次官も約束
○米田勲君 関連。総理の答弁に関連して……。ただいま総理の発言がございましたが、総理のいまの答弁とは、実際は非常に違う問題がございます。それは法案について与野党の間でこれを通過させるためのいろいろな話し合いの際に、政務次官が加わり、別室には大臣まで待機している。そしてお互いが協議して、その法案を通過させるためのある一つの前提になるべき条件をとりきめた。お互いに固い約束をした。そして社会党は政府与党に
○米田勲君 これは文部大臣はどういうことを御研究になっておられるのかわかりませんが、今日、四十六都道府県で各県ごとに教育予算の問題が教育委員会と知事側で話し合いが行なわれ、あるいは教育関係の諸団体との間にも話が行なわれているが、非常にむずかしい状態にそれぞれなっております。私はその理由の大きな一つに、一律にこのような限度政令をおっかぶせて、義務教育諸学校における各県ごとの努力をしてきた教育の条件の維持改善
○米田勲君 私のお聞きしたのは、義務教育学校における教育の条件の改善、維持向上にこの限度政令はプラスすることができるかということを聞いている、一般的な教育全体の話を聞いているのではなく。質問の趣旨がおわかりでないのでしょうか。
○米田勲君 久方ぶりで発言の機会を与えられましたので、懸案の限度政令問題について、私の質問を続行いたします。 この限度政令の問題は、ここにおすわりの自由民主党の文教部会のメンバーも、裏面はとにかくとして、少なくもわれわれと同じような立場におかれてその経過があるわけです。しかも、自民党の文教部会の首脳部とわれわれとの何回かの会談の最終会談においても、社会党とこの問題について約束をしたことについては、
○米田勲君 まだはっきりしないのだがね。ぼくは、課長なんかのところでできる作業というのは限界があるのだよ。貸与についても、従来の傾向を見ておるとね、しかし、こういう災害が起こって、何とかしなければならないものが起こってきたというのは、現実の政治の問題として解決しなければならぬワクがありますのでというようなことでは政治じゃない。だから、課長のできる仕事というものはやっぱり限界がある。そこを文部省なら文部省
○米田勲君 関連。これは政務次官にお聞きしますが、いまの質問について課長の話を聞いておると、これから四百数十名のところまでは、まあまあいまのところ消化できそうだ。しかし、あとはこれから。検討中だという話、しかし、これはますに入っているものをそのままにしておいては、ちょっとこれはなかなか積極的な消化の対策は出てこないのじゃないかという感じがするのです。あなたの話だと、最初に相当思い切った対策を講じなければならぬような
○米田勲君 そこで私は、新しく就任をされた委員長でありますし、劈頭に起こったできごとでもありますから、特に私はあなたに意見を言いたいのであるが、こういうふうにしてお互いが午後一時から再開をしようということを約束していながら、委員長に何らの連絡も了解も求めないで、しかも全く行くえ不明になっておる。秘書もわからず、会館に連絡してもどこへ行ったのかわからない。そういう状態になることは委員会の運営ができなくなるという
○米田勲君 委員長からは出席をしなくても了解しましたという了承を与えないが、出席ができない事情については何人くらいの方から委員長に事前に連絡がありましたか。なかったんじゃないですか。あらかじめ出席のできない事情についての連絡が委員長にはなかったんじゃないですか。それが事実じゃないですか。
○米田勲君 緊急に質問。私は、この際、九月一日の文教委員会の問題について、特に委員長にお尋ねをいたしたい。 この日の文教委員会は、御承知かとも思いますが、午前中われわれは予定どおり委員会を開くつもりで集まった。ところが、文部大臣の問題で衆議院の文教委員会がいささか紛糾をして、そして向こうの託し合いが進まない状態の中で、文部大臣を早急に参議院の文教委員会に出席をしてもらうことができない事情にあったわけです
○米田勲君 お答えを聞きますと、何か行政指導をされておって、業者の方や関係者が協力をするという御意向であるようですが、いま私の聞いたことは、映画やテレビに拳銃やライフル銃の撃ち合いをして殺し合いをする。あるいは日本刀で切りつけて——このごろは非常に残酷な場面を現出するのがはやっておるようだし、それが子供の精神の発達にいい影響を与えない、逆に言えば、マイナスの影響を与えているのではないかという懸念が、
○米田勲君 そういたしますと、最近、映画、テレビに出てきておる拳銃の撃ち合い、あるいは切り合いが、日本刀による切り合いのような写真というのは、青少年のためにはいい影響を与えておらぬという見解を持たれていることは一応わかりました。 それでは私次のことをお聞きしたいのです。最近、生徒の使うノートの表紙に、戦車を持ってきたり、銃剣を持ち鉄かぶとをかぶって突撃をしておる絵が子供の使うノートの表紙になっているわけです
○米田勲君 いまの質問の題目が変わるようですから、この際関連して質問します。 あなた、二木委員がいま問題にされたテレビやラジオや映画に、チャンバラやピストルを撃ち合ったりしておるというが非常にはんらんしておるということ。これはどうですか、青少年の非行化の問題に相当大きな影響があるという認識を持っていますか、いかがですか。
○米田勲君 私は、日本社会党を代表して、法務委員長中山福藏君を解任するの決議案を提案いたします。(拍手) まず、決議案文を朗読いたします。 決議(案) 本院は、法務委員長中山福藏君を委 員長の職より解任する。 右決議する。 以下、本決議案を提案いたしました理由について、若干の説明をいたしたいと存じます。 まず最初に、これを要約いたしますと、中山法務委員長は、暴力行為等処罰法改正案の
○米田勲君 どうもその段階になると当局ははっきりものを言いたがらないと思うのですが、この際お聞きをいたします。この間、公安委員長の発言にからんで、松葉会の問題については、警察庁長官が、リストに載っておる五千何がしの暴力団体と目されておるもののリストに松葉会は入っておるということは明確に答弁された。そこで、もう一つの縁結びの相手の団体、これはどうなんですか、長官。あなた方が現在暴力団体だとみなされるその
○米田勲君 法務大臣も国家公安委員長も、おそらくそういう答弁をなさると私は予定をして、おりました。しかし、あなた方が何と言おうと、この委員会におよそ出席をした者の胸の中には、あなた方の気魄を感じておるのです、その弱い気魄を。私は、あの松葉会の発言をした日、あるところからあることを言われております。近く彼らは国会の中における自由な発言に対しても威嚇をしようとしている現実であります。ですから、おそらく、
○米田勲君 ただいまの法務大臣の答弁は納骨ができません。あなたの立場から言えばそういうことを言いたいのでありましょうけれども、あなたのそういうことばでは現実の姿が納得させられないのであります。 さらに、警察庁長官の答弁のうち、ある部分については私も納得できる部分がありますが、了解のできない問題も含んでおります。その部分については、逐次詳細にわたってお尋ねをすることにしたいと思います。 ところで、
○米田勲君 私は、ただいま議題になっております法律案に関する質問に入る前に、委員長に対し強い要望があります。 一つは、きょうの朝のテレビのニュースを見ますと、自由民主党は、本日の法務委員会において、社会党が何と言おうと強行採決を行なう、こういう報道であります。しかし、この法案のただいままでの審査過程をお互いに考えてみますと、わが党の稲葉議員が最初質問を行ない、公明会の和泉議員が質問を行なって、きょう
○米田勲君 稲葉君は、学者の書いた、専門家の書いた見解をいま引例として出して言っているのであって、それを主張しているわけではない。こういう意見もあるが、あなたの立場の見解では構成要件としてはどういうものがあるのかと質問をしているのである。だから、その場合は、私はそういうたくさんの構成要件があるとは考えない、構成要件としてはこれこれであるということをあなたの判断できる範囲で答えれば事は済むんじゃないか
○米田勲君 いま局長が発言したうち、私はそういうことに興味を持っておらないので云々ということばは、委員長のもとで善処してもらいたい。いま稲葉君の質問をしたことは、この法案が通ると、これは警察庁の手によって警察職権として行使されることを当然予想しなきゃならない。その場合に、犯罪の構成要件というものが当然問題になるわけです。これが明確にならなければ、警察職権は非常に拡大した形でふるわれることになるおそれが
○米田勲君 ちょっともう一問、関連質問。 いま、示達といいますか通達の内容を、もっと明確に具体化させるために検討中だという先ほどの答弁がありましたが、その新たに出される通達ないし指示内容には、先ほど私が聞きました、警察庁がすでに暴力団体と認定をしている五千何百団体並びに十八万何がしの暴力団員と個人個人を大体リストに載せている、そのメンバーがかりに所持の申請をした場合には許可すべきであるという指導方針
○米田勲君 警察庁にお尋ねいたしますが、昨年末に警察庁が発表した暴力団の数、五千何がし、人員十八万何がしのこのメンバーが申請をした場合には、所持を許可するという方針でいままできておったのか、許可しないという方針できたのか、それを明確にしてください。
○米田勲君 関連質問でお伺いしますが、いま稲葉君から暴力団の活動の資金源の問題が取り上げられて、そのうち政治家が暴力団に何らかの形で結果的には資金のルートを援助するようなことになりそうな金の供与があったのではないかということの質問から発展して、だんだん刑事局長のほうの質問にまで発展していったのですが、いま刑事局長は、資金源の問題については、どうもいままでの調査でははっきり明確なものはわからない、だから
○米田勲君 私は、いまの総理の答弁は、長は目で見ればわかると言いますが、国民は毎日生活をしておるのであります。ですから、現実に国民の姿の上にあらわれているその事実に基づいて、池田内閣の経済政策には断じて誤りや欠陥はないのだと言い切れるのかどうか、もう一度お尋ねします。
○米田勲君 それでは再びお尋ねしますが、池田内閣の進めている経済政策には欠陥や誤りがないと断言をいたしますか、お尋ねします。
○米田勲君 池田内閣の経済成長政策は、わが国の経済に偏向と格差を生み、急激な変化をもたらす、向こう見ずな政策でありまして、総理が過去いろいろな機会の答弁にいかに巧みにこれを答弁しようとも、動かしがたい現実として、国際収支を悪化させ、物価の高騰を誘発し、経済の二重構造を深め、生産設備と社会資本の不均衡を増大し、労働力の需給関係にもはなはだしいアンバランスをもたらすなど、国民大衆の生活に不安と苦痛を与えていることは
○米田勲君 聞いておるといって話をしておるじゃないか。君のいまの発言について私は意見を述べている。だから、まじめに聞いておりたまえ。そう思われるので、委員長から今後はそういう発言の起こらないように配慮してもらいたい。それが委員会運営上大事なことです。再び繰り返されるときには、私らも多少問題にいたします。
○米田勲君 今の局長の答弁について私は疑義があります。議員の質問に対して、旧刑法を論ずるならまた私もあらためてやりますといったような開き直り方をしたり、私は治安維持法を提案しておるのではないから云々といったような、そういう答弁のしかたは、局長の答弁としてはまことに当を得ていない。議員が提案をされている法案について、自由な意思で必要と思われる判断に基づいて質問を続けておるのである。したがって、それに対
○米田勲君 もう一度だけ質問さしてください。あなたのほうではそういうふうに考えておるが、実際の問題としては、具体的なそういう問題について両国政府の間に十分な了解が成り立っておらないのではないかという疑問があるわけです。もし、あなたの言われるがごとき状態で万全が期せられておるなら、来た学生が、てんでん勝手に条件を持ち出して、この条件が入れられなかったのはけしからんというようなことが発生するわけがない。
○米田勲君 関連。いま加瀬委員と政府側の質疑応答が重ねられておりますが、私が聞いておってちょっと問題があると思うのは、留学生を迎え入れる場合に、日本の政府と当該国政府との間に、留学中における学生の生活あるいは学習、それらの環境条件、そういったものについてあらかじめ詳細な了解を求める努力をし、両国政府の間でそういうことについて十分な了解をし合った上で留学生を派遣し、留学生を迎え入れるという従来の措置ではないのかどうか
○米田勲君 文部大臣のお考えよくわかりましたので、そのことはこれ以上問題にすることはやめたいと思います。 それでは、最初に、現行の免許法に基づいて高等学校教諭の免許状を取得するためにはどのような経過と手続が必要なのか、それをひとつ説明をしてくれませんか。
○米田勲君 話の経過についてはよくわかりましたが、われわれとしては、従来ともこの免許法の一部改正が必要だということはたびたび主張してきたところでありますが、政府側としては、文部省としてもなかなか容易に取り上げないということから、法律案の提案という運びにしたわけであります。ですから、今度、政府がわれわれの提案した法律案の内容を含めて、その他の問題とからめて改正案を出したということについては、事情はわかるのですが
○米田勲君 委員長から、いま話がありましたように、私のほうから提案をしている教育職員免許法の一部改正法案と、政府提案にかかわる教育職員免許法の一部改正法案というのが同時に問題に出されておるわけですが、そのうち政府提案にかかわる法案の内容を見ますと、これは前回、同僚の委員からも問題が出たそうですが、内容が二つあるようでありまして、第一のほうは高校教諭の免許状に特例を設けようとするものであり、第二のほうは
○米田勲君 そういうふうに筋に立って主張すればあなたのようになる。しかし、この免許法の一部改正を出しておる文部省の考えは、大学出のそういう特殊技能といってもだめだということで、すでにくずしておるのです、法案の内容を見ると。だから、いまの学校教育法云々ということを四角四面にとれば、今度はやかましい基準も設けられるが、そこはこれと対照すれば、やはり過渡的なある期間を限定するか何かして、人も得られる、あまり
○米田勲君 関連質問。文部省に見解をお尋ねしますが、いま加瀬委員のほうから提案をしておる寮母に学校教育法に基づく一定の資格を与えて、身分を安定させるし、将来は待遇を改善し、人材も得たい、こういう方向に向かっていきたいということをるる説明されているわけです。そこで、文部省は、免許法の一部改正を今度出してきているのです。その前段のほうは、高等学校の教諭に対して特例を開こうとしているわけです。このものの考
○米田勲君 私は、その編集方針の改善が具体的にはどういうふうに打ち出されるのかが知りたい。これはちょっと余談になりますけれども、私らの党内で、このことに関連して問題になっていることは、何か奈良の教育委員会か何かのたくさんの人が集まられた会合で、今村君は、それらのたくさんの人を前にして、文部省に置かれている地方課というのは、日教組対策のために地方課が置かれているのだというようなことを前置きしていろいろなことを
○米田勲君 何かこの編集委員会の改善を検討されたようですが、編集方針を改善するということについては、具体的な話については、まだまとまっていないのですか。
○米田勲君 この前の委員会で、「教育委員会月報」に載っていた文章の問題で、国会における議員の発言を取り扱うのについて、文部省当局のやり方は不当であるという点を、例をあげていろいろ話をいたしました。それについて、私はできるだけ時間を短縮しようと思って、自分の主張をまとめ上げて話をし、一番最後に強く要望を述べてあったわけですが、そのことについて、どういう結論が出されているのかお伺いをした上で、納得ができなければ
○米田勲君 次にお尋ねしたいのは、この月報の三月号に、今村武俊の署名で、「色彩としみ物語」が掲載されておりますが、この今村武俊という人物の現在の役職は何でしょうか、局長にお尋ねします。
○米田勲君 文部大臣は、私がただいま申し上げました本件の経過についてはそのとおりだとお認めになっており、その後、初中局長等に対して注意をしたというお話がございましたが、私は、ただいまの大臣のことばで、大臣の気持自身は理解はできますけれども、それだけでは、この問題をここでわかりましたといって下がるわけにはまいらぬのであります。そこで、私はいままで申し上げました経過と見解の上に立って以下、具体的に質問をしてまいりたいと
○米田勲君 この文教委員会の審査の経過に非常な関係を持っている問題が文部省の初中局から発行されている教育委員会月報の三月号に登載されているのであります。その文章の内容は、詳細に私も検討いたしましたか、きわめて重要な問題を含んでおり、本委員会の運営についても、今後慎重に考慮を払う必要があると思われますので、この際、私は質疑を通じて問題を究明したいと思うのであります。 第四十五国会の十二月十二日、この
○米田勲君 私、先ほど、資料の説明を求めたところで、あと、関連質問のほうに移っていきましたので、私から、ちょっと質問いたしたいと思います。 ただいま、御説明いただいた資料によりますと、これは念のためにお聞きしますが、四十三年の、いまから五年後の経済成長が七%に達した場合、百九十四万三千トンの総需要量であると、こういうことですね。総需要量の説明は、五年後の経済成長が七%成長したときの場合を想定すると